かって、狂牛病問題で輸入牛肉が規制され、大手の牛丼チェーンが一斉に牛丼メニューを主力商品から外した時期があった。リーズナブルな日本の国民食「牛丼」が危機に瀕していた「牛丼氷河期」であったといえる。当時、牛丼に代わって「ぶた丼」で一時しのぎを図ったが、そもそも牛丼の代用としての豚丼には魅力そのものが無かった。本来、豚丼には独自の味付けが必要であり、肉の素材を代用した牛丼まがいの豚丼では何の意味も無い。早い・安い・旨いの三拍子を求めるなら、やはり牛丼になる。カレーと同様に牛丼は作り手によって様々な味のバリエーションがある。本来、牛鍋(すきやき)の残りをご飯にかけて食したことが牛丼の起源とされている。「牛鍋丼」や「牛スキ丼」なるものが牛丼の前身なのであるらしい。煮込んだ牛肉に、しらたきや焼き豆腐が入っているものが古典的な牛丼なのであろう。味もワリシタの甘辛い濃い味が本来の牛丼の味なのかもしれない。熱々の牛丼に解き卵をかけて、ちょっと蓋をかぶせてしばらくおいてから食べるとその美味しさは倍増するという。牛鍋やすき焼きを解き卵で食したことから、牛丼には卵は王道なのである。そして、紅生姜をトッピングして彩りを添える。牛丼には、この紅生姜が欠かせないのである。庶民のささやかな贅沢、それが牛丼なのである。実際、最も安い丼物の外食メニューであり、小銭で食せるボリュームあるご馳走なのであろう。牛丼は不況も好景気も関係なく、庶民に愛され続けるのであろう。
牛丼は何日連続で食べられるでしょうか。私の場合は、昼食に5日連続というのがありました。3日目辺りからだんだん苦痛になり始め、5日目には完全に飽きていたのを覚えています。いくら節約のためとはいえ5日連続はきつい以外にありませんでした。むしろ、チェーン店の安定感を感じたことでもありました。味がいつ行っても同じだったので、調理がしっかりしていると思ったのも事実です。
牛丼ほど値下げが激しい商品は存在しないのではないでしょうか。どこが値下げすればすぐに他社が追随するというスタイルは、牛丼以外には聞いたことがありません。これが、牛丼が国民食として扱われる理由なのではないかと思います。ハンバーガーで経済状況を表す指数もありますが、日本発の牛丼を使った経済指数が誕生する日も近いのではないかと思っています。値下げ合戦の象徴してだけでなく、世界の牛丼になる日がくるのではないでしょうか。牛丼が国民食と感じたことは、値下げのニュースが一般ニュースに来ることが多いことからです。
最近の牛丼業界の値下げ競争も激化していて、しょっちゅう値下げキャンペーンを行なっているように感じます。実際、牛丼が好きな私としては大歓迎ですけれど。しかし、こうも値段が上下する食べ物も珍しいかもしれませんね。今や300円も出せばお腹いっぱいご飯が食べられるのですから。学生とかの若い人たちには嬉しいことですよね。また、牛丼もいろいろな種類が増え、定食やカレーなども充実していて、メニューを選ぶ幅も広がってきています。私は、牛丼を頼むときは、必ずつゆだくにします。そして七味、ショウガはいっぱい乗せます。
牛丼を安くで提供するお店は、今ではとてもたくさんあります。私の家の近所にも、歩いて行ける距離にいくつかあります。テレビのCMでもいろいろなお店が紹介されていますし、やはり牛丼はそれだけ需要がある料理なのだと思います。「一人でこんなお店に入るのもなんだか少し抵抗があるな。」と感じていましたが、先日思い切って一人で牛丼を買いに、お店に立ち寄ってみました。
昔から牛丼店はありますが、ここ数年では牛丼店も数多く出てきており競走も激化しています。特に価格での競争は熾烈です。食べる側の自分たちは価格が安い値段で争ってくれているのはとてもありがたいことです。並程度の大きさの牛丼ならば300円以内で食べれるお店がほとんどですが、その何10円単位の競争がお店側にとっては重要な値だと感じます。人気もすごくて昼ごはん時なんかは満席ですしとても繁盛しているお店ばかりですね。